第130回「感動塾」

【日時】: 2016年09月30日(金) 
 
【会場】: 大阪市中央公会堂 大会議室

 

【「感動塾」講演】  江原 春義(えばら はるよし) さん 
 NPO法人 R水素ネットワーク代表理事
    
【演題】  R水素で次元上昇 (150分)

昨年、トヨタが水素を燃料とする燃料電池車「MIRAI」を販売したのをきっかけに、「水素社会元年」と報道されました。
しかし、今、企業や国が進めている水素は、主成分が炭化水素の化石燃料から取り出されているもので、根本的な問題解決にはならないものです。
それに対して、R水素は身近にある再生可能エネルギーと水の中の水素を使う、持続可能でクリーンなエネルギーのかたちです。
名前の由来は「Renewable」の頭文字のRがつけられ、永遠のエネルギーという意味です。
この仕組みは、シンプルです。
主に四つのプロダクトが必要です。
①再エネ
②水素を作る水電解
③水素を貯めるタンク
④燃料電池で、再エネの余剰電力で水を電気分解し、水素タンクに貯めておいて、必要な時に燃料電池に水素を入れると、発電をして水を排出します。
この仕組みを実用化している建物があります。
オーストラリアのグリフィス大学では、2013年から、1フロア300坪の6階建ビル丸ごとオフグリットのR水素ビルが稼働しています。
その場でつくって、ためて、つかうエネルギー自立ビルです。
R水素の出現により、これまでの重厚長大で、リスクの高いエネルギーにピリオドを打ち、生きとし生けるものが永続的に共存できるようになりました。
「R水素で次元上昇」、それが今です。あなたです。