【日時】: 2017年05月28日(日) 13:00開場 13:30開演
【会場】: 東豊浦自治会館 1階会議室
住所 東大阪市東豊浦町1丁目1
アクセス 近鉄奈良線「枚岡駅」下車 東口(枚岡神社側)より東北へ 約1分
【「感動塾」講演】
吉川 浩 さん ヤマトミツバチ研究所所長・ビーフォレストクラブ代表
【演題】 ヤマトミツバチは今 13:30~15:00
見学会 枚岡神社境内 15:30~17:00
今、ミツバチが大激減しています。西洋ミツバチだけでなく、大和ミツバチも忽然として巣から消えてしまうという現象が起きています。
地球全体で、絶滅危惧種が増えていることは、看過できない問題ですが、植物、野菜・果物の生育にかかわるという点で、ミツバチの激減は人類の食に繋がる大問題です。
さらに、日本においては、西洋ミツバチは養蜂業として、家畜化され、一種の花に特化して集まり授粉する「単花蜜」性をもっているのに対して、大和ミツバチは四季折々いろいろな花に集まり授粉する「百花蜜」性をもっていますので、その激減により、多数の植物種が存立の危機に直面させられます。
今年は特に野菜の育ちが悪いと耳にしますが、3月の気温が低かっただけではないでしょう。
大和ミツバチの激減理由は、住む家に当たる大木の洞(うろ)が、戦後の拡大造林計画で、奥山が杉や檜中心の山になり、広葉樹林の森、自然林が減り、巣作りができなくなったこと、農薬の害や西洋ミツバチとともに入ってきたアカリンダニに蝕まれるなどの厳しい環境下にあることなど考えられます。
そこで、大和ミツバチ研究所所長の吉川浩さんは、大和ミツバチ保護には、植生豊かな自然林を復活させることと、巣つくりのお手伝いとして、巣箱をつくり、里山や鎮守の森などに設置する活動を行うビー・フォレスト・クラブ Bee Forest
Club「ミツバチと森をつくる会」を一昨年立ち上げられ、会員とともに、奈良県を中心に、大阪府、三重県にも巣箱の設置と観察に東奔西走されています。
大和ミツバチの「あの森に帰りたい」の声を聴き、「あの森に帰したい」の思いで動くときが「今」です。
当日は、まず、吉川さんから東豊浦会館で「大和ミツバチは今」と題して、大和ミツバチの現状と対策のお話しを聴き、隣の枚岡神社 に設置された巣箱を見学し、現状を垣間見、「今ここ何をすべきか」「今ここ何ができるか」を皆で語らいたいと存じます。
【募集】 30名
【会費】 2000円
※2次会プラス3000円