今回は、岡山県の「猪風来(いふらい)美術館」に参り、「縄文魂浴(じょうもんこんよく)」、縄文につかり、心を豊かにする体験を致します。
まず、広場に建設途上の縄文式竪穴住居「縄文大地の気場庵(きばあん)」を見学します。
冬至の太陽が山に落ちる瞬間、光が入口から炉の中心に差し込み炉に抱かれるつくりにされているとのこと、「天地と我と一体」の縄文人の感性に触れてください。
次に、館長の猪風来(いふらい)さん、息子さんの原野さん制作の縄文土器(窯焼きではなく、野焼きの製法による土器)、奥さまのよしこさん制作の縄文タペストリーの展示を鑑賞します。
生きとし生ける命の躍動感、みずみずしさ、その中に生かされている歓びが伝わってきます。
圧巻は展示室いっぱいに、海、神々、生き物たち、精霊たち、エネルギー体を、いくつもの土器を組み合わせて表現されている「黒潮の海」です。その迫力に身震いします。
そして、猪風来さんの縄文についてのお話し。
縄文の各時代の各地の格様式の土器を模倣する体験を積み重ね、縄文人の心と対話しながら創作の土器つくりも重ねてこられた歴史の中で見出されてきた縄文の人々が大切にしてきた「いのちの仕組み」「いのちの喜び」「いのちの表現」の特色を、弥生との対比の中でダイナミックに語って頂きます。
勾玉は「胎児」を表現していると一般に捉えられていますが、実は「胎芽(たいが)」(胎児の前の段階)をも表現したものであるという目から鱗の奥深いお話しなど、コアの魂がうち震える感動のお話しをお楽しみください。
最後に、作品鑑賞と縄文語りで新たに開かれた縄文の心で、原野さんの指導のもと、縄文土器つくりを体験します。縄文の心をどう表現するか、自問自答、試行錯誤するその過程をわくわく感いっぱい、夢中に創る歓びと、仕上がったときの心地よい達成感を楽しみましょう。
このような数々の感動を、夏至の太陽光の恩恵いっぱいのよき日に、皆さまと共有し、創造したいと存じます。
縄文の本質に触れる至福の時空を是非ご一緒致しましよう。
実施日 2017年6月21日(水)
講師 猪風来さん・原野さん親子
テーマ 「縄文魂浴(じょうもんこんよく)」(縄文につかり、心を豊かにする)
内容
1 縄文竪穴式住居見学
2 猪風来美術館鑑賞
3 猪風来さんの縄文語り
4 縄文土器つくり
行程
9:10 岡山駅・伯備線①番線ホーム集合 (新大阪から乗車する場合、
8:18発「のぞみ99号博多行」乗車
9:04「岡山」着が最終です。 「感動塾」の旗を目印にお集まりください。
9:17 岡山駅発
10:28 方谷駅着 チャタータクシー(9人乗り)乗車(参加10人以上の場合、猪風来さんの車(3人まで)に分乗
10:50 猪風来美術館見学
11:20 猪風来さんの縄文語り
12:20 昼食 弁当・飲料は各自、遅くとも岡山駅から乗車する前に用意しておいてください。現地にはお店はありません。
13:00 質疑応答
13:30 縄文土器つくり この間に、猪風来さんに座右の銘の揮毫をしていただきます。
15:30 集合写真撮影
15:50 猪風来美術館発 チャータータクシー乗車 人数超過の場合は猪風来さんの車に分乗させていただきます。
16:12 方谷駅発
17:22 岡山駅着 解散 ご都合よろしければ、2次会もお楽しみください。
募集人数 先着12名
会費 3000円(お話しと工芸体験2000円+入館料400円+絵葉書600円)現地にて。
交通費・食費は各自でご負担ください。車代は参加者で分担します。